情報工房zukayer

じょうほうこうぼうズカイヤー 。Shimoda Yuji 元企業の戦略企画担当。メディアの動向と軍事情報ネットワークを研究中。

3月26日 沖縄県に関する陸上自衛隊の部隊改編。

2020年3月26日、沖縄県に関する陸上自衛隊の部隊改編。

宮古島駐屯地への誘導弾部隊の配備:

  -第7高射特科群(竹松駐屯地)のうち群本部と本部管理中隊、第346高射中隊、

   および第307高射搬送通信中隊の一部が宮古島駐屯地へ移駐

   (計約180人・竹松駐屯地司令は第327高射中隊長へ移管)、

  -第5地対艦ミサイル連隊(健軍駐屯地)隷下の

    第302地対艦ミサイル中隊を新編、約60人(宮古島駐屯地)。

・西部方面隊 第15旅団:15情報隊 新編

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沖繩軍事マップ 2020 春

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<今後の予定>

「沖縄を知るための4枚のシート」

1 沖縄軍事マップ

2 沖繩経済界マップ(予定)

3 沖繩社会マップ(予定)

4 沖繩戦史研究(予定)

3月26日付、航空自衛隊部隊の改編

令和元年度末、3月26日付、航空自衛隊部隊の改編

・警戒航空隊を廃止「警戒航空団」(浜松基地)に改編

  :隷下に「飛行警戒管制群」を新編

・偵察航空隊(航空総隊直轄)を廃止。

・第2術科学校浜松基地)廃止。第1術科学校に統合。

・第3飛行隊(F-2)の百里基地への移転

  :第3航空団(三沢基地)から第7航空団隷下へ。

 

2020年3月1日、航空総隊直轄部隊の新編

作戦システム運用隊(横田基地)は、通信電子隊に「監視対処班」を新設。

「作戦システムセキュリティ監視装置(PITS3)」の運用開始。

PITS3:Platform Information Technology Security Surveillance System

航空自衛隊の作戦システムに対するサイバー攻撃等を迅速に察知し、的確に対処するためのセキュリティ監視装置

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航空自衛隊の構造200417

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<今後の予定>

自衛隊の実力を知る7枚のシート」

1 防衛省の構造 (予定)

2 陸上自衛隊の構造 2020春

3 陸上自衛隊の16職種 2020春

4 海上自衛隊の構造 2020春

5 航空自衛隊の構造 2020春

6 日本の防衛情報ネットワーク 2020春

7 日本のインテリジェンス・コミュニティ 2020春

令和元年度末 海上自衛隊の部隊改編

令和元年度末海上自衛隊部隊改編 2020

 35  :潜水艦おうりゅう(SS-511)第3潜水隊(呉)配備

 319日:護衛艦まや(DDG179)第1護衛隊(横須賀)配備

 319日:護衛艦はたかぜ(DDG-171練習艦へ種別変更(TV-3520

      第1練習隊(呉)配備

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海上自衛隊の構造20/4/16

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<今後の予定>

自衛隊の実力を知る7枚のシート」

1 防衛省の構造 (予定)

2 陸上自衛隊の構造 2020春

3 陸上自衛隊の16職種 2020春

4 海上自衛隊の構造 2020春

5 航空自衛隊の構造 2020春

6 日本の防衛情報ネットワーク 2020春

7 日本のインテリジェンス・コミュニティ 2020春

3月26日付、陸上自衛隊の部隊改編

3月26日付、令和元年度末の陸上自衛隊部隊改編

・「訓練評価支援隊」(北千歳)の新編

   :陸自教育訓練研究本部隷下。

・第1ヘリコプター団、「輸送航空隊」(木更津)新編

   :V-22オスプレイを運用

    第107/108飛行隊:V-22

    第109飛行隊:CH-47J(高遊原分屯地・熊本県:タカユウバル)

    輸送航空野整備隊 

・「東部方面システム通信群」(朝霞)改編

   :第302システム防護隊新編。

・第7高射特科群、第346高射中隊・第307高射搬送通信中隊一部、宮古島移駐。

・第5地対艦ミサイル連隊(健軍)隷下の「第302地対艦ミサイル中隊」新編。

・東北方面隊 第6師団:6情報隊 新編

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2. 陸上自衛隊の構造

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陸上自衛隊の16職種200415

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<今後の予定>

自衛隊の実力を知る7枚のシート」

1 防衛省の構造 (予定)

2 陸上自衛隊の構造 2020春

3 陸上自衛隊の16職種 2020春

4 海上自衛隊の構造 2020春

5 航空自衛隊の構造 2020春

6 日本の防衛情報ネットワーク 2020春

7 日本のインテリジェンス・コミュニティ 2020春

国家安全保障局に経済班が発足

日本のインテリジェンス・コミュニティ2020春 

国家安全保障局に経済班が発足                                               

4月1日、国家安全保障局に経済班が発足した。経済分野を専門とし経済に関わる外交・安全保障の司令塔となる。経済班は経産省出身の審議官の元に総務、外務、財務、警察の各省庁出身の参事官ら約20人の体制でスタートする。

2020/4/13

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日本のインテリジェンス•コミュニテイ 2020春

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河野太郎防衛大臣のツイート:対特殊武器衛生隊

河野太郎防衛大臣が「ダイヤモンドプリンセス」号関連業務終了のツイートをしました。

 

「今回、自衛隊は、対特殊武器衛生隊をはじめ衛生隊を含む隊員がクルーズ船や帰国した邦人の宿泊施設で、医療支援、生活支援にあたりました。「ダイヤモンドプリンセス」号関連業務は終了し、業務にあたった隊員は、停留に入っています。」

 

対特殊武器衛生隊は添付図の赤丸内にあります。

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陸上自衛隊の構造②2020冬

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最新 米国宇宙軍の構造について

最新 米国宇宙軍の構造について

昨年1220日に米国宇宙軍 (U.S. Space Force) が設立されてから1月あまり、宇宙軍の構造が大まかに見えてきた。

空軍長官のもとに空軍省は空軍参謀長(Chief of Staff, US Air Force)と宇宙作戦部長(Chief of Space Operations)に分かれ、宇宙作戦部長が宇宙軍の指揮をと

る。海軍の場合、海軍長官のもとに海軍作戦部長と海兵隊総司令官に別れるのと同様である。海兵隊と違うのは宇宙軍には専任担当の次官が付く点である。

 

 宇宙軍 (U.S. Space Force) はバージニア州アーリントンのペンタゴン内に設置され軍政を司る。陸海軍などと同様の6番目の組織となる。母体は旧空軍宇宙コマンド(AFSPC:Air Force Space Command)である。

 宇宙コマンド(U.S. Space Command)は、コロラドスプリングスのピーターソン空軍基地に設置され、John W.Raymond司令官が11番目の統合軍(Combatant Command)として軍令を司る。宇宙コマンドはSPOC、CFSCC、JTF-SDの3つの部門を持つ。

 1番目のSPOC(Space Operations Command)=宇宙作戦司令部は、20191220日に元の第14軍(14th Air Force)から改称された。司令部はバンデンバーグ空軍基地カリフォルニア州)に置かれ、司令官はJohn E. Shaw少将。5つの航空団(Wing)で構成される。

 衛星打ち上げを担当する2つの宇宙航空団、30宇宙航空団 (30th Space Wingバンデンバーグ空軍基地)と45宇宙航空団 (45th Space Wing、パトリック空軍基地、フロリダ州)がある。21宇宙航空団 (21th Space Wingピーターソン空軍基地)は、ミサイル警戒と、地上レーダーの運用、GEODSS(地上電子的光学深宇宙監視)などの運用を行う。GEODSS(Ground-base Electro-Optical Deep Space Surveillance)は、望遠鏡、低照度テレビカメラ、コンピュータによる光学システム(AN/FSQ-224)をホワイトサンズ、ディゴガルシア、ハワイに展開している。460宇宙航空団 (460th Space Wing、バックリー空軍基地コロラド州)は、早期警戒衛星のSBIRS-GEOSBIRS-HEO STSS を運用制御し、地球規模でのミサイル警戒監視を行う。50宇宙航空団 (50th Space Wing、シュリーバー空軍基地コロラド州)は、国防総省所有の衛星の指揮・管制を行う。衛星運用ネットワークの維持管理を行う第50ネットワーク作戦群

(50th Network Operations Group)と、管轄する人工衛星の追跡・監視・制御を行う第50作戦群(50th Operations Group)の2つの作戦群を持つ。GPSAEHF WGS通信衛星、光学センサーによる衛星・デブリの監視するSBSS 宇宙配備宇宙監視衛星、GSSAP 静止宇宙状況認識プログラム衛星の運用を行っている

 2番目のCFSCC(Combined Forces Space Component Command)=統合軍宇宙コンポーネントコマンドは、バンデンバーグ空軍基地に置かれ、司令官はSPOCと兼任のJohn E. Shaw少将 である。技術開発を行う宇宙ミサイルシステムセンターを傘下に持つ。SMSC(Space and Missile Systems Center)。また、CFSCCは4つのセンターを運用している。

CSpOC ( Combined Space Operations Center) 軌道上の物体、デブリを含むカタログを管理している。バンデンバーグ空軍基地。今年新設される予定の航空自衛隊「宇宙作戦隊」と連携する予定である。② MWC (Missile Warning Center) ミサイル警告センター、SBIRS早期警戒衛星の情報を収集している。コロラドのシャイアンマウンテンの地下にある。③ J-OPIRC : OPIR Battlespace Awareness CenterOverhead Persistent InfraRed ) 、新しい早期警戒衛星を運用している。④ JNWC : Joint Navigation Warfare Center 、共同航海戦センターはカートランド空軍基地(ニューメキシコ州)で運用されている。

 

 3番目のJTF-SD (Joint Task Force Space Defense)=宇宙防衛統合任務部隊は、2019/8/21に設立された国立宇宙防衛センター(NSDC:National Space Defense Center)と連携する。国立宇宙防衛センターは、24時間365日運用されるセンターで201818日に運用開始した。宇宙軍の組織ではなく、宇宙軍とNSANROなどのインテリジェンス・コミュニティと情報共有、調整を目的として設立された。

 

 現在は上記3つの組織、約1万6千人の規模である。今後の課題は、宇宙担当国防次官の決定、エアスタッフ宇宙部門の分離、国防総省直轄のRCO(Rapid Capabilities Office)の宇宙部門の分離や、陸軍、海軍の関係部門の分離が検討されている。

 陸軍では米陸軍宇宙・ミサイル防衛司令部 USASMDC(U.S. Army Space and Missile Defense Command) の第1宇宙旅団があげられる。現在、JTACSWGS通信衛星の運用を行っている。海軍では、艦隊サイバーコマンドに所属のMUOS通信衛星を運用する海軍衛星運用センター(NAVSOC:Navy Satellite Operations Center)などがある。

 

以上、米軍ファクトシート、「軍事研究」、「SPACE NEWS」などを参考にした。

 

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