ウクライナ問題を日本の立場で考えると、北海道の北部に陸上自衛隊の戦車と10万人を集結・配置して、オホーツク海にF-35Bを載せた「いづも」艦隊を遊弋させ、「北方領土を返さないと、水陸機動団を上陸させて島を奪うぞ!」と脅すようなものだ。いつかやってみたいが。
プーチンにしてみれば、1991年12月25日のソ連邦崩壊以来、旧ワルシャワ条約機構加盟国がどんどんNATOに加盟し始め、とうとう国境を接するウクライナやジョージアまで参加するに至っては、堪忍袋の緒が切れたのだろう。
2008年4月のNATO首脳会議からウクライナとジョージアのNATO加盟は「いやだって言ってるでしょ!」と主張しているのにNATOが対応しないことに苛立っている。
日本にとって海を隔てているとはいえ、隣国の台湾と朝鮮半島が中国の支配下に落ちたら慌てるだろう。