米国MVPD6社の第一四半期実績は、対前年比360万の純減。
日本の4社はほぼ横ばいになっている。
この大きな違いはどこにあるか。
米国の地上波テレビ局は、すでにインターネット同時放送を行っているため、バーチャルMVPDに加入すれば、専用のケーブルもアンテナも必要なく、独自コンテンツとともに地上波を見ることができる。インターネット回線だけが必要だ。
MVPDは光または同軸ケーブルの引き込みやパラボラアンテナの据付、セットトップボックスの設置など加入に費用がかかるため料金が高い。
バーチャルMVPDは、インターネットにつながったパソコン、TVがあれば即加入でき、設備費用の点から劇的に料金を下げることができる。
日本では著作権問題もあり、地上波の同時再送信はNHKの災害放送などに限られている。地上波のインターネット再送信が普及しないと日本に大きな転換は起きないだろう。
バーチャルMVPD
Netflixは3月末6千万加入、対前年500万の純増である。
米国Fuluの3月末加入は2680万加入、日本国内では昨年末191万人(日テレIR情報)となっている。
*MVPD:マルチチャンネル・ビデオ・プログラミング・ディストリビュータ