「面白い記者たち」で話題の新聞社も「波取り記者」が暗躍してメディア支配を企んでいる。中部エリアはTBS系JNNのCBC、フジ系FNNは東海テレビと北陸エリアの各局が侵食されている。関東エリアはMXや千葉TVにも影響力がある。
世界のメディアを知る3枚のシート No.1
「Media Map Japan 2109」
ネットの世界では新聞社とテレビ局の関係を誤解している意見をよく見かける。この際整理して、数ヶ月ごとにその変化を見ていこう。
米国では携帯電話会社がメディア主流となりつつある。AT&Tが衛星放送のDirec TVを2015年に買収、昨年はワーナーを買収した。VeraizonはAOLやYahooを買収した。日本の携帯電話は楽天が加わり4社となった。新聞、TV、携帯電話の関係がどうのように再編されるのか見ていきたい。かつてインターネットマガジンが創刊された時、巻末にあるインターネットマップが毎月拡大するのを見てワクワクした思い出がある。日本のメディアはそんなダイナミックな再編があるだろうか?google.com
日本のビデオ市場(MVPD)第1四半期の業績
J:COM TV、383万4千加入、対前年5万7千の純増。
J:COM NET、373万9千加入、対前年14万3千の純増。
スカパー!、324万8千加入、対前年1万5千純減。
WOWOW、290万1千加入、対前年2万5千の純増。
米国のような大規模なコードカッティングは起きていない。
*MVPDは、ケーブルの引き込みやパラボラアンテナ、セットトップボックスなど加入に費用がかかるCATV、衛星放送、IPTV放送をいう。(マルチチャンネル・ビデオ・プログラミング・ディストリビュータ )
これに対してNetflixやFuluはバーチャルMVPDと言われ、今年の秋、米国ではDisney+やApple TV+が登場する。
米国のビデオ市場 第1四半期
・MVPD は6社で360万純減。
MVPDは日本ならJ:COM、スカパー!、ひかりTVに当たる。ケーブルの引き込みやパラボラアンテナ、セットトップボックスなど加入に費用がかかる。(マルチチャンネル・ビデオ・プログラミング・ディストリビュータ )
・バーチャルMVPDのNetflix は514万の純増。
NetflixやHULUは、インターネットにつながったパソコン、TVがあれば即加入できる。手軽に安く映像が見られる。だから米国で大規模なコードカッティングが起きている。
・Comcast、CharterのCATVは、インターネットで100万以上の純増。
だからコードカッティングでも大手のCATVは生き残れる。
この秋、Apple TV+、Disney+が登場する、米国メディアのさらなる再編が起こる。日本のメディアはどうなる?
世界はどう変わるのだろうか?
誰もがわかりやすく説明することは可能だろうか?
とにかく試してみよう。
メディアはどう変わるか?
戦争はどう変わるか?
沖縄はどう変わるか?
エネルギーと原子力はどう変わるか?
流通とエレクトリック・コマースはどう変わるか?
面白い課題を追及してみたい。
下田 遊而 (しもだ ゆうじ)